S&P500 vs 米国高配当株
投資の神様ウォーレン・バフェットは妻にある遺言を残しています。
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信託に対するわたしの指示はこの上なく単純なものです。「現金のうち10%を短期政府債で運用し、90%は費用が非常に安価なS&P500のインデックス・ファンドへ投じること」。その信託がこの方針をとることで、年金基金や金融機関あるいは個人のいずれであろうと高額な手数料をとる運用者を抱えている投資家のほとんどよりも、長期的にみれば良い成果をあげるものと信じています。
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この遺言からわかることは2つあります。1つは、バフェット氏が米国のビジネスが大きな成果を上げてきたこと、今後もそうであるという予測をしているということです。もう一つは、アクティブファンドは手数料が高くリターンを押し下げるため、インデックスファンドに勝てないということです。
これについてはバフェット氏だけではなく、チャールズエリス氏が「敗者のゲーム」の中で、バートンマルキール氏が「ウォール街のランダム・ウォーカー」の中で何度も伝えていることです。私もこの点にはほぼ賛成です。FXで損失しか出せなかったただの公務員が、個別株でリターンを出せるとは思えません。だからインデックスファンドに投資していることを間違っていると思ったことはありませんし、今後も購入するのはインデックスファンドだけです。
しかし、S&Pを上回る戦略が存在します。それが高配当戦略です。ジェレミーシーゲル博士の「株式投資の未来」には、過去60年を振り返るとS&Pの中で高配当だった10銘柄のほうがS&Pよりも高い成績を上げたことが示されています。よく「ダウの犬」戦略と呼ばれているものですね。
私は高配当戦略の方がリターンが高いと思っています。ただ、私は浮気性なためか、どちらにも魅力を感じてしまうのです。そこで、私は思いました。
S&P500と高配当株インデックス・・・・どっちも買えばいいじゃない!
そう、どちらのリターンが高いか、実際に投資して確かめればいいのです。私は、emaxis slim S&P500 と 楽天・米国高配当株式インデックスファンドを月末に定額購入しています。emaxis slim S&P500は今後も信託報酬が業界最安値になることが予想されるます。楽天・米国高配当株式インデックスファンドはヴァンガード・米国高配当株式ETFに投資するファンドになります。
20年後どちらのリターンが大きくなるのか楽しみです。